厚生労働省の「毎月勤労統計」不正調査問題で、第三者の特別監察委員会が行った課長・局長級の幹部職員に対するヒアリングに、厚生労働省幹部の定塚由美子官房長が同席していたという事実が報道されています。
定塚由美子官房長とはどんな方なんでしょうか?経歴を調べてみました。
定塚由美子官房長の主な経歴

- 1984年(昭和59年) 東京大学法学部卒業、労働省採用
- 2004年(平成16年) 内閣府男女共同参画局推進課長
- 2012年(平成24年) 厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課長
- 2014年(平成26年) 内閣官房内閣審議官(女性活躍促進・WLB等担当)
- 2016年(平成28年) 厚生労働省社会・援護局長
- 2018年(平成30年)7月 厚生労働省官房長に抜擢
年齢は、東京大学をストレートで卒業しているとすると、2019年で58歳くらいでしょうか。
名前の読み方は?
定塚由美子官房長のお名前の読み方は さだつか ではなく じょうづかゆみこです。
性格は?
もともとのんびり屋だと自分で語っていた定塚由美子官房長。
管理職の仕事につくことは無理ではないか、と若い頃は考えていましたが、経験値や意識も高まり、管理職を務めるまでになりました。
定塚由美子官房長の抜擢理由は?
定塚由美子官房長は、2018年7月に官房長に抜擢されました。
これは、女性活躍に熱心な加藤勝信厚労相の意向が働いているそう。
2019年の通常国会には働き方改革法案のような重要法案はなく、予算編成も重要案件がないという理由から、
「根回し能力に乏しい定塚氏でも務まる」(省幹部)
と踏み、抜擢されたとか。
重要案件はなかったですが、2019年早々に重要な問題は起きちゃっていますね…。
定塚由美子官房長の夫は?

定塚由美子官房長の夫は、行政事件裁判(住民訴訟)のエキスパートである裁判官・定塚誠氏。
法務省訟務局長、東京高等裁判所部総括判事を経て、現在は札幌地方裁判所長です。
東京大学卒業ということで、定塚由美子氏とは在学中に知り合ったのかもしれませんね。
定塚由美子官房長の子供は?

「仕事をする以上は社会の役に立つ仕事をしたい」という思いから官僚を志した定塚由美子官房長。
入省3年目と7年目という早い時期に出産。子供2人を育てながら働き続けます。
1993年には長男をつれて岡山県国際交流課長に出向赴任していたこともあるとか。
共働きでの子育て経験は、育児介護休業法改正などの国の仕事に活かせたと語っていました。
夫である定塚誠氏は札幌地方裁判所長なので、現在は離れて暮らしているのかもしれません。
「先輩や同僚の女性たち、家族の助言や支えが力となり、国家公務員の仕事に就けたことは本当に幸せだったと思っている」とかつて語っていた定塚由美子官房長。
今回の事件で、テレビに登場する回数が増えそうですね。